ジャール平原  2023.2.19

登録年:2019年  登録基準:(ⅲ)

ラオス人民民主共和国


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フランス語でジャールは『壺』を意味し、葬儀のために使われた2100以上の巨大な石が残る。登録された15のエリアには、1325個の巨大石壺と石皿、作業場、埋葬品などが残り、登録された壺の大きさや数は他に例がない。

B.C500~A.C500年頃に作成されており、壺の製造、作業場から葬儀場への運搬には高度な技術が必要であったとされる。

1930年頃にフランス人考古学者のマドレーヌ・コラーニによって初めて綿密な調査がされた。

ジャール平原は交易ルートに位置し、富を得た言われる。壺の大きさや位置でも階級がわかるようになっている。ベトナム戦争時に空襲によって、破壊された壺もあるが、そうした過去の負債も含めて遺産価値をなしている。