シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡 2022.9.18(日)


www.youtube.com

登録年:2005年 登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)文化遺産

イタリア共和国

 

イタリアシチリア島東部にあるシラクサとパンタリカは、3,000年前に興った地中海文明の歴史的遺物が残る都市。

もともと先住民のシチリ(後のシチリア島の語源)がパンタリカに住んでいた。採掘場の岩肌からは紀元前13~7世紀にかけての墓が5,000以上見つかっており、ビザンツの痕跡も残る。

そのパンタリカから海に向かっていくとシラクサの港につく。古代ギリシア人は海洋民族で各地に定住地を求めて旅していた。シラクサは地中海の貿易圏の中心に位置しており、ギリシア人が住むようになった。ギリシア時代の神殿や劇場、地中の水路網が造られ、一時ギリシア人の本拠地アテネより人口が多く栄えたと言われたそう。

後に古代ローマ人に占領され、地中の水路網は墓地として利用された。円形闘技場や要塞が残る。