バジ・ビムの文化的景観 2023.9.3(日)


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登録年:2019年  登録基準:(ⅲ)(ⅴ)

オーストラリア

 

世界最大・最古の養殖システムが存在。

先住民グンディッジマラ族が開発した約100㎢の広範囲に及ぶ世界最古の水産養殖地を含む3つのエリアで構成されている。考古学的には32,000年前に形成されたこの地では、オーストラリアウナギを罠で捕らえ、蓄えるための水産養殖システムが、6,600年以上にわたって構築されてきた。150を超す堰と1800を超す水路からなる複雑な水産養殖地は高い生産性を誇り、グンディッジマラ族の経済的・社会的な基盤であった。

罠には細長い筒状のものが使われており、大きいウナギはそのまま捕獲、小さいウナギはその筒を通り抜けて、奥の池に送られ、そこでそのまま大きくなるまで育てられるという実に合理的なシステムを用いていた。