ピントゥラス川のクエバ・デ・ラス・マノス 2023.6.18(日)
登録年:1999年 登録基準:(ⅲ)
ピントゥラス川流域の渓谷の洞窟には、先史時代に描かれたと推測される壁画がいくつも残る。B.C1万1000年頃からA.C700年頃までの長期にわたり、移動してきた千住民により描かれている。
その中でも最も特殊な場所は「手の洞窟」を意味するクエバ・デ・ラス・マノスと呼ばれる洞窟で、858もの手形が残る。壁に手のひらを押し当て、その上から塗料をかける、あるいは手のひらに塗料を塗って、岩面に押し付けるという方法で描かれた。
手形のほとんどが左手で右手はわずか36にしかない。