ディレクターが泣いた絶景の世界遺産  2023.3.26(日)


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世界遺産】が放送されて27年、そして134か国もの国に訪問したのだそう。

その中でディレクターが思わず泣いた絶景。

・カナイマ国立公園のエンジェルフォールに朝陽が降り注ぐ光景(田口ディレクター)

カカドゥ国立公園の雨季の湿地に沈む夕日が鏡のような光景(小澤ディレクター)

・ゴレ島に雲の隙間から降り注いだ太陽の光(河野ディレクター)

・チチェン・イツァの聖なる泉(セノーテ)にできる年2回の光の柱(天野ディレクター)

エオリエ諸島の噴火の瞬間に偶然出会った奇跡の光景(髙城ディレクター)

ヴィエリチカ岩塩抗の普段は立ち入ることのできない7万年かけてできた巨大な塩の結晶(世良ディレクター)

ガラパゴス諸島の固有種であるガラパゴスゾウガメと念願の対面を果たす(江夏ディレクター)

・グランドキャニオンで出会ったベトナム戦争帰りのパイロットの奇跡の空撮(日下ディレクター)

・仏教の聖地であるブッタガヤ、ルンビニーで出会った世界各地の僧侶。平和を願う祈りに国境はないと感じた瞬間(河野ディレクター)

 

どの映像も素敵でした。個人的な世界遺産としてはやはりゴレ島です。世界には負の遺産というものが多く存在します。アウシュビッツ・ビルケナウや広島原爆ドームやそしてこのゴレ島。初めて世界遺産に興味を持ち、学び出した頃からなんとなく印象に残り続けている場所です。かつて社会の教科書で三角貿易というものを学びましたが、その一角を担ったのが奴隷なのです。このアフリカ大陸から多くの黒人が労働として新大陸に送り出されました。奴隷商人の家などが今も残り、奴隷の待機する部屋は狭く、暗く、そして孤島という絶望的な場所に多くの黒人が詰め込まれていました。

そんなゴレ島に降り注いだ光というの過去の方々に対する敬意もこめられているような思慮深い映像でした。

 

また、江夏ディレクターのエピソードもいいですね。子供の頃に買ってもらったガラパゴスの本、その本を読んで憧れ続けていた島、そしてガラパゴスゾウガメ。20数年たって出会える奇跡。そして出会えるチャンスがある仕事に就いた江夏さん。夢は願えば叶うというのを感じた瞬間でした。