登録年:1990年/2012年範囲変更 登録基準:(ⅱ)(ⅶ)(ⅹ)
中国南東部の『黄山』は標高1,800m級の蓮花峰、光明頂、天都峰の3つの峰を中心とした69の峰からなる山岳地帯。2つの湖、3つの滝、24の渓谷が存在。
古くは、い山と呼ばれていたが、伝説上の王である黄帝がこの地で仙人になったという伝説にちなんで、唐の玄宗が黄山と改名。
道教及び仏教の聖地としてあがめられ、数世紀にわたり多くの寺院が建立。
「黄山四絶」と呼ばれる奇松、怪石、雲海、温泉が黄山の絶景を特徴づける。
奇松は標高800m以上の高地で見られる固有種の黄山松。特異な形をしているため、ユニークな名前をつけられる松も多い。また怪石にもユニークな名前をつけられている。花崗岩であり、風化と侵食を繰り返し、ユニークな形となった。