マデイラ島の照葉樹林 2022.3.17
登録年:1999年 登録基準:(ⅸ)(ⅹ) 自然遺産 ポルトガル共和国
リスボンから南西約1,000km、大西洋上にあるポルトガル領マデイラ島の照葉樹林は、約6,500万~170万年前という、氷河期以前の太古の姿を残した森林地帯である。
マデイラ島中央部、標高600~1,300mの山岳部にあり、島が形成された第三紀の植物分布を残した極めて貴重な地域。約200㎦に及ぶ自然保護区のうち、約150㎦が世界遺産。500種以上の無脊椎動物や、66種の維管束植物など島固有の動植物が多数生息、生存。
マデイラ島は大西洋の真珠と呼ばれる美しい島。人口は約27万人。島の大きさは日本の奄美大島よりやや大きいくらい。火山島であり、海底から4,000m、最高峰はピコルイヴォ(標高1,862m)。海底から換算すると実に5,800mにも及ぶ。
人口の半分近くは南のフンシャルという街に住んでいる。
サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手の出身地でもある。
サッカーをよく知らない人でも顔を見れば、なんとなくわかる。それくらい有名な選手ですよね。
マデイラ島は北側は霧が多く、南は乾燥している。北から中央にかけて発生する霧を照葉樹林が水として、地中に落とし、総延長2,000kmにも及ぶ島全体に巡らされた水路がその水を南の乾燥地域に運ぶ。南側には段々畑などもあり、ブドウ栽培なども行われている。まさに、自然の恵みの恩恵を受けながら、生活をしている。
いつか行ってみたいですね。