ウジュン・クロン国立公園 2022年2月13日
登録年:1991年 登録基準:(ⅶ)(ⅹ)
ウジュン・クロン国立講演は、インドネシアのジャワ島西端のウジュン・クロン半島とスンダ海峡に浮かぶ島々からなる自然遺産。
インドネシア初の国立公園に指定された『ウジュン・クロン国立公園』だけでなく、世界遺産にはクラカタウ諸島自然保護区も含まれる。ジャワ平原で最大の低地熱帯雨林が広がり、自然美の価値も認められた。また、地質学的に2つのプレートもあり、内陸火山の研究にも重要。
1883年に近隣のクラカタウ火山が噴火し、36,000人の命が奪われた。そして、ウジュン・クロン半島と周辺の群島も噴き上げられた火山灰に埋もれるなど大きな被害を受けた。低地熱帯雨林の原生林が半分近く減少したものの、140年という長い年月をかけて熱帯雨林も復活しつつあり、海岸にはマングローブの森もよみがえった。
この地域には密漁で絶滅の危機にさらされているジャワサイや、野生の牛であるバンテン、カニクイザル、インドクジャクなど、貴重な動植物が生息する。